2009年07月17日

慣らし運転のホントのところ

慣らし運転についてググってみる。

まず一番に目に付く討論が慣らしは必要or不要ということだ。
最近は工作制度が上がったので必要ないという人がだいぶ増えており、最近の車のマニュアルにも特に慣らしは明記されてないらしい。

とはいえ機械部品である以上、やらないよりはやった方が良いのは当然であり、Ninjaのマニュアルにも慣らしが明記されてるので
ばちぇらは慣らしは必要派である


じゃあ次にどんな慣らしが必要か
幾つか諸説があるが、大きな括りで見てみると
エンジンの為の慣らし
という共通点がある










みんななぜ慣らしが必要なのかわかってないよ

慣らしとは何のためにあるのか。
そこをちょっとご紹介

さて。 慣らしの説明に入りますが、
説明のテンポとわかり易さを重視しているので、機構説明について大まかだったり少し違ってたり極端だったりもします
ご了承ください。
べっべつにばちぇらが機構をよく理解していないわけじゃないんだからね!


注:私は普段運転しながらバイクと会話する変な人ではありません

「はじめまして。 新ヒロイン、Ninja250Rです。以後お見知りおきを」

「・・・・・・」

「?? どうしました?」

「またか。 またバイクがしゃべるのか

「このブログ開設当初の初期設定を忘れてました。 初心に帰ってみようかと思いまして・・・」

「・・・まぁいい。 んで、今日は慣らし運転の話だって?
んなの、大型国道巡航して一気に1600km終わしちゃえばいいじゃねーか」


「はぁ・・・ 馬鹿ですね

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「いえ、何でもありません。 ではご主人様。 質問です。
慣らしとは、どこの慣らしをするのでしょう?




エンジンの慣らしだろ。 回転数指示されてるんだし

ぶぶー。不正解 何もわかってませんね」

「はぁ? いや、だって初回のオイル交換サイクル短いし、金属粉がでてくるしエンジン以外のどこって言うんだよ」

「では、その回答のために逆に質問です
エンジンのどこからそんな金属粉がでてくるのですか?





「んー? ピストンとか、シャフト周りか?」

「シャフト系は流体潤滑といって、それぞれの摩擦面が接触していません
ピストン系は、境界潤滑ですので、ミクロン単位での接触が存在します
しかし、ミクロン単位での接触ではミクロン単位での粉末しか出てきませんので視認は不可能です
この粉末は慣らしの終わった後でも交換後のオイルすべてに混入してきています。 見えてませんよね? 見えたらもやしもんの主人公になれます


「・・・んじゃぁ・・・ギア?」

「その通り!
新車時の金属粉の8割はトランスミッションで生成されています



正直なところ、エンジン自体の慣らしは必要ありません
これはその名の通り、工作制度向上の恩恵ですね
エンジン工場の出荷検査って見たことあります?
正直新車買うのを躊躇うレベルの酷使っぷりですよ
エンジン個体の重心位置になじませるための慣らしはありますが、こんなのは気にしなくて良いレベルです」


エンジンの慣らしと思われてたのは実はギアの慣らしだったわけ?
じゃぁなんで慣らしマニュアルに回転数の指示がある?


「それはですね。
バイク独特のミッション方式だからなのです
バイクカタログにミッション方式なんて書いてありますか?」


「常噛6段リターンって書いてあるな」


「常時噛合式6速と言って、その名の通り常に変速用のギアはそれぞれ繋がりっぱなしです
ペダル操作すると、シャフトが選んだギアに『噛み付いて』変速のギア比が選択されます

この『噛み付く』時が問題でして、例えば

3000rpmでシフト操作 ⇒ 回転数変化は500rpm
10000rpmでシフト操作 ⇒ 回転数変化は5000rpm

になります。 
回転数が高いと速度差もかなりのものになり、『噛み付いた』時に歯がかけてしまうのです


「だから、車種によって慣らし回転数がまちまちなのだな」

「はい。
エンジン回転数を何rpmまで許容するかではなく、
変速時の回転差を何rpmまで許容するか
なのです。
だから新車時には、上手く『噛み付け』なくてギアに弾かれ謎のニュートラルに入ったりします。
新車の慣らしの時は、エンジン回転数よりもむしろシフト操作に気を配ってください
ここで中途半端なシフト癖を付けてしまうと、シフト抜けが多いミッションになってしまいます」






「じゃあ、この先常噛じゃないミッションが出たら慣らし不要になるってこと?」


「そうですね。 例えば車。 最近は慣らし不要という話がでましたが、車は
『噛み合う』時の速度を合わせる同期噛み合い式(シンクロ)なるものがあるので、慣らし不要なのです
シーケンシャル方式を採るバイクには正直不要なものですが、搭載されれば駆動系の慣らしはなくなるでしょう」



「なるほど。 勉強になった。 」

「まぁ、全部嘘ですけどね」









「え?」











はい。
慣らしの説明みたいなえらそうな事言ってましたが、この記事は
2割の真実と8割のハッタリ
で出来ています。
もろもろの責任は取れませんので悪しからず・・・。><




さて なんでこんなハッタリ記事を作ったかというと、
今現在のこいつの性格の第一印象
だからです。


うん。とても素直でいい子
言うこともちゃんと聞いてくれる
ちゃんと気配りも出来る


ですけどね。
なんか時々
「・・・え?」
って時があるのです。


ばちぇら的に、普段いい子なのが擬態に見えてならない

at 02:36コメント(3)トラックバック(0) 
豆知識 

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コメント一覧

1. Posted by 玄葉   2009年07月17日 08:01
>>シフト抜けが多いミッション
ミト125はギア抜けの持病があるみたいで、しょっちゅうギア抜けしてましたw
マイミクさん達のミトも同じようなので、そういうトランスミッションなんでしょうね。
これだからイタ公はwww
>>普段いい子なのが擬態に見えてならない
カワサキか…
2. Posted by スレイラル   2009年07月17日 08:13
でも、しのぶさんも言ってましたが今時はエンジンの慣らしは不要レベルで、やはりギアの慣らしが重要みたいですね
でも、これだけ技術が進歩してもやはりエンジン共に慣らしは重要だと思いますが
ギア抜け、私の400はほとんどありませんでしたね~
皆さん、400は4と5速に謎のニュートラルだとか、250は3と4速にあるだとか言ってましたしね(笑
でも、400はエンジンはなかなかに引き締まってるのですが、足回りは非常におっとりさんな印象でした
Ninjaはいかがなものなんでしょ?
3. Posted by ばちぇら   2009年07月21日 02:47
>玄葉さん
ミト125!!
なんというレア車をw
アレはいろんな意味で手が出せませんw
イタリアか・・・
>スレイラルさん
どんなに工作機械精度があがっても交差が出てきちゃいますからね
設計段階で交差を考えてやってる以上、やはり慣らしは必要なのでしょう
ニンジャは見た目と名前の印象が強すぎて、SSって見られがちですが
清く正しいスポーツツアラー
ってのが今の印象です
つまりZZR250の目指すべき終着点w
これで名前がZZR250だったら正常進化として大絶賛だったでしょうね・・・
もっとも、今ほど売れたかは微妙なところですが・・・

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